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5.城下町龍野(たつの市)
出雲街道・因幡街道は飾西宿から追分峠を越えて觜崎宿に入るルートとなっていて、たつの市の中心市街を経由しません。
しかし、そのたつの市の中心市街は脇坂藩53,000石の城下町で、「播磨の小京都」と呼ばれる美しい街並みが残されており、ぜひ時間を取って立ち寄っていただきたい場所です。

そして、龍野は淡口醤油の産地としても広く知られており、街並みの中には「うすくち龍野醤油資料館」や「醤油の自動販売機」もあって観光客を楽しませています。
さらには童謡「赤とんぼ」の作詞者である詩人の三木露風ら、著名な文化人も多く輩出した町でもあり、単に古い街並みがよく残されているだけでなく、経済や文化の面でも個性が輝く街であるとも言えます。

そして近年では、これらの歴史文化を活用する活動も活発になってきており、龍野の城下町を伝統的建造物群保存地区にしようとする取り組みも進められています。
私が訪れた日には「町ぢゅう美術館」というイベントが開催されており、その運営に地元高校生が大活躍、その友達や家族と思われる若い世代により、古い街並みが大賑わいでした。
姫新線の活性化取り組みでその利用者数を大幅に増加させたことなども含め、まちおこしに対する現在の市民のパワーも龍野の町の大きな魅力と言えるでしょう。

龍野城

龍野橋

城下の街並み

醤油資料館の前にゆるキャラ

醤油の自動販売機も
令和元年(2019年)5月12日 Facebookページに掲載
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