地元で出雲街道の保存活用の活動をされている皆様のイベントに初めて参加したこの「出雲街道を歩こう会」では、本当に貴重な体験をさせていただきました。前半の旧美甘村における山の中の旧街道の一部は、出雲街道を扱うどの本にも載っていないそうです。おそらく、当サイトがネット上でも初公開になる部分もあるでしょう。私自身、この時点で姫路から新庄までは歩いていましたが、この日を境に、以後の歩き方は以前と全く別のものとなり、これまで歩いてきた区間についてもその多くを歩き直すことになりました。
そして、何より心に残ったのは、このようなイベントを主催し、支援してくださった「人」です。60代〜70代になるような人達が無償で、この日のために下調べをし、汗を流して道を直し、地元の関係者と打ち合わせ、イベントの参加者を迎えるための準備がどれほどのものであったか、「出雲街道勝山宿の会」の皆様方はじめ、このイベントに携わった皆様方には感謝の言葉しかありません。出雲街道にある目に見える史跡だけでなく、そういった「地域を支える人々の力」も後世に伝えていかなければならないと改めて感じさせられ、このコーナーを作ることにしました。
なお、「出雲街道を歩こう会」はこの日が第4回目で、あと2回は残っています。当サイトをご覧になった方々にも、ぜひ次の機会にはご参加いただき、真庭地域の出雲街道を歩いていただけたらと思います。
※今回歩いたコースの多くは、日常的には人の通ることのない道を歩いており、国道や集落からも離れています。もし興味を持って歩かれる場合には、危険を感じたら無理をせず引き返すなど、自己責任において、くれぐれも安全に気をつけながら歩いていただきますようお願いいたします。 |