鳥取県の大山道は多数の道標が残されています。わずかな移動はあるかもしれませんが、山陰道や出雲街道などから分岐する交差点付近には今でも当時の道標が立っているところが多いです。
出雲街道から最短距離で大山にアクセスするのが溝口道で、出雲街道溝口宿のほぼ北端、黒坂警察署の溝口幹部派出所の南の交差点が出雲街道からの溝口道の分岐点でした。そこには『右 大山道』と大書された道標があります。
そこから古くからの大山道の道筋であったことがわかる伯備線の大山踏切を渡った先の交差点にも『左 大山 右 長山』と記された道標があり、旅人が間違いなく溝口道の道筋に入っていけるようになっています。
踏切東側の道標は文政11年(1828年)の道標です。
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