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御机の集落を南に出たところには六地蔵があり、日野郡に多い三界萬霊塔と並んだスタイルになっています。道路の向かい側には大山を背景とした五輪塔もあり、ここも大山の撮影スポットの一つです。 |
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7619.六地蔵と三界萬霊塔 |
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7620.大山と五輪塔 |
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7621の写真の地点で県道315号から分かれます。ここには「入山禁止」との看板があり、このようなところでもマナーの悪い観光客がごみの投棄や山野草の採集をしたりしていると思うと悲しくなりますが、もし興味を持って古道歩きをされる際にはここから先もマナー厳守で歩いていただくようお願い申し上げます。そのような状況なので、あえて道順は詳述しませんが、美用谷川まで一気に下って川を渡ってから山道を上っていくことになり、御机の集落が川と比べてかなり高い位置にあることを実感します。 |
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7621.次の山へ入っていく |
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7622.美用谷川を渡る |
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ここからもまた一般的な地図上で道路扱いされていない山道です。鍵掛峠から御机までの間は概ね緩やかな下りでしたが、今度は険しい上り坂になります。写真を撮り忘れましたが、途中に「ショウガの刀水」と呼ばれる湧水があり、侍が人を斬った刀を洗ってから、この水を飲んだ人はひどい腹痛になり、どうしても治らなかったという伝承があるそうです。また、鍵掛峠から御机の区間と比べて、こちらの方がやや道の状態が悪く、この古道再生に尽力されている皆様方のご苦労が偲ばれますが、落ちている石を拾ってみると、中国地方らしい花崗岩ではなく、大山の昔の火山活動によって積もったと思われる火成岩がほとんどで、局地的な地質の特性が感じられます。 |
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7623.険しい上り坂 |
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7624.大山らしい天然林が復活 |
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名前があるのかないのかもわかりませんが、御机と笠良原の間の峠は、いかにも峠らしい雰囲気があり、そこには大山道らしくお地蔵さんがあります。私のいた班は比較的ゆっくりと進んできましたが、一つ後ろの班は健脚揃いなのか、どんどん前に進んで追いつかれがちだったので、ここで道を譲りました。 |
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